「夜の果てまで」レビュー
「夜の果てまで」盛田隆二
「夜の果てまで」盛田隆二3読了色んな考えが交差する恋愛小説#盛田隆二#小説#プロフィールにBlogあります
〜あらすじ〜
二年前の秋からつきあっていた女の子から突然の別れ話をされた春、俊介は偶然暖簾をくぐったラーメン屋で、ひそかに「Mさん」と呼んでいる女性と遭遇し た。彼女は、俊介がバイトをしている北大近くのコンビニに、いつも土曜日の夜十一時過ぎにやってきては、必ずチョコレートの「M&M」をひとつだ け万引きしていくのだった…。彼女の名前は涌井裕里子。俊介より一回りも年上だった―。ただひたむきに互いの人生に向き合う二人を描いた、感動の恋愛小 説。Amazon引用
いや〜終始読みやすかったなぁ
特に工藤さんが出て来てからが私は面白かったかな。
でも、時代が1990年とかだから少し古い感じ
オレンジカードとか、切符を切るとか、ディスコ、電話ボックス等々
今だったらムリだろうなぁって思うことと一緒に
これはこれで良い時代だよなぁと思ったり
読みやすさは抜群
究極の感動小説って事だったから期待してたけど
泣けるほどでも無いし、「?」ってなる人もいるんじゃないかな?
ただ面白かったw
500ページちょっとの結構なボリュームだけど楽に読めました。
ちょっと歪んだ恋愛小説が読みたい人はオススメです(・o・)
↓少しだけネタバレ
盛田隆二って作者はかなりクセモノらしく
今回の作品も、かなり変わった手法で書かれてる
今作は、駆け落ちがメインになってくるんだけど
普通は駆け落ちしてから、どうして駆け落ちしたかとかになるのが多いのだけど
盛田隆二は違う
冒頭に未来の結果が書かれてる
もちろん最初はなんのことなのか、誰のことなのか分からないし
私なんか最後の方、その事なんかすっかり忘れてた、、、
最後読み終わって、冒頭の失踪宣告申立書を読んで
あぁ、良かったと思える感じ
あぁ良かったってなるのは、俊介と由里子だけ
色々続きが気になるペアがいる
- 俊介と由里子
- 正太と真里
- 涌井と小夜子
- 工藤夫妻
この人達の続きだけでもう1冊書けるよって感じ
色々書いたんだけど、記事が消えてしまって
書く気力が消えてしまいました、、、(4/1)
後に追記で書くかもしれないです。